飲み会
【飲み会】
七十二歳にしては若くみえる。髪は自分で染める。入れ歯も調整済である。月に一回は古女房を尻から攻めたてる。二歳下の女房は今度にして、次にして、と何とか逃げようとする。昨夕四時にミナミへ行き久しぶりに繁華街の空気を吸ってきた。待ち合わせたしたのは十二歳下の彼女である。彼女は飛び切りのお洒落をし、黒っぽい服でまとめていた。 二人は商店街の居酒屋に入った。三階の個室を目指したが、二階で店員から、待った、をかけられた。掃除が終わっておりません。との理由で、二人は二階のテーブルに座ることを余儀なくされた。生ビールで乾杯。余り寒いので熱燗を頼んだ。飲むと調子に乗り、二人で四合飲んだ。さらに生ビールの追加。しこたま飲んだ二人は、地下にもぐり何時もの店に入った。後頭部の禿げた五十九歳の店長が手ぐすね引いてた。カウンター席に二人は並んで座った。ここでは瓶ビールを何本も数えきれないほど頼んで飲んだ。店長や女性従業員にもビールをふるまった。調子に乗ってコック二人にも飲ませた。横で飲んでる赤い顔の七十男にも一杯飲ませた。酔っぱらってからんでくる五十男も横に座らせて飲んで貰った。帰りは何時もの十時閉店まで居た。店長は難しい顔をしてレジをうち、早く帰ればいいのに!というような横目で睨んだ。二人は暖簾を潜って地下道をヨタヨタ歩いた。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)


最近のコメント